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道立校での不適切対応問題 保護者らが男性教諭の処分を要請

テレビ北海道 2024年7月24日 18時4分

札幌の道立高校の定時制に通う障害のある生徒に対して、男性教諭が不適切な対応をしていた問題で、保護者らがこの男性教諭に対する処分を要請しました。

高校で特別支援教育を担当する男性教諭は、知的障害がある生徒について、裏付けのない病名を書いた資料を作成して他の教員に配ったほか、保護者の同意を得ずに障害の度合いを調べる心理検査をしていました。

去年10月の問題発覚後、道教委は第三者会議を設置し、実態を調査。ことし5月、教諭や学校の対応に問題があったとする報告書を公表しました。この間、保護者は教諭の異動を求めていましたが、調査中を理由に年度替わりでの異動はありませんでした。しかし、報告書の公表から2カ月経っても異動や処分がなく、保護者が送迎の際に抗不安薬を服用せざるを得ないほど心理的な負担が大きいとして教育長ら6人の教育委員に対して手紙を送り、教諭の異動や処分などを要請しました。道教委は「内容を精査し、対応を検討する」としています。

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