次世代半導体の量産を目指すラピダスの工場建設をめぐり、連合北海道が労働者の安全確保などを道に求めました。
連合北海道はきょう、ラピダスの工場建設にかかわる要請書などを道に提出しました。千歳の工場建設は去年9月に始まり、来年春の試作ライン稼働を目指しています。 連合北海道によりますと、工事には4000人ほどが携わり、工期の厳守が求められる中、発注側からの計画の変更のほか、時間外労働や休日出勤も相次いでいるということです。
連合北海道の和田英浩事務局長は「労働環境や人材確保について切実な状況がある。誠意ある対応をお願いしたい」としています。
その上で、道に対し、労働基準監督署と連携し、労働実態の把握や指導、柔軟な工期の延長などを含め労働者の負担軽減を国に働きかけるよう求めています。
北海道の三橋剛副知事は「ラピダスや関係市町村、国とも協議をして対応を検討したい」と返答しました。
道は来月上旬に回答する方針です。