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化粧品の「SHIRO(シロ)」容器や衣類を再利用

テレビ北海道 2024年8月15日 17時4分

化粧品メーカーの「SHIRO(シロ)」が、使用済みの化粧品の容器や衣類を回収し、再び製品化する「リユースプロジェクト」を始めました。その狙いとは?

三品記者リポート「砂川のシロの工場に来ています。シロと言えば北海道で有名な化粧品ブランドですが、今日行われているのはなんとファッションショーなんです。一体どういうことなんでしょうか」

シロが開いたショーでモデルが着ていたのは、すべて、不用になった服を再利用したものです。シロは今月からリユースプロジェクトの実証試験を始めました。使い終えた自社の化粧品の容器に加え、衣類も回収し、不用品の再流通事業を手掛ける鹿児島の企業と協力して再び製品化します。

シロの今井浩恵会長は「化粧品業界がたかだか小さい容器を集めても地球に対してのインパクトって本当に些細でどうせならインパクトのあることをやりたいので衣類もリユースする。作り手の本気を見せることで(皆が)もう少しこれ使えるかなっていう意識になるといい」とリユースに取り組み理由を話します。

ファッションショーは、プロジェクト立ち上げに伴い、企画されました。実証試験は10月末までで、ガラス容器1万本、衣類3万着の回収を目指します。

シロと協力しリユース事業を行う鹿児島のエコミットの川野輝之CEOも「循環を前提にした(化粧品の)ボトルをつくる構想もシロにあるので われわれはそのインフラを担うこのタッグができ上がればほかの業界に広がっていく」とプロジェクトの広がりへの意気込みを語りました。

シロは、年内にリユースした商品を販売する期間限定のショップを開き、将来的には常設の店舗をつくる計画だということです。

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