きょう未明、根室の花咲港にサンマが初水揚げされました。不漁だった去年に比べ、競り値の最高額は、およそ200分の1となりました。
午前3時半ごろの花咲港。道東沖サンマ漁の主力である、棒受け網の大型船4隻が今季の初水揚げをしました。水揚げ量は合計でおよそ67トンで、去年の1.5倍となりました。
船長・吉村巌さん「(自分の船は)三日で14~15トン(量も大きさも)去年よりはいい。今後に期待したい」
大型船の船長によりますと、漁場は去年より1000キロほど近くなっているということです。水揚げされたサンマは競りにかけられ、最高で1キロ724円のセリ値が付きました。
台風7号の接近で本州に出荷できないため、買い手が付きづらいといった影響もありましたが、去年の初水揚げでついた1キロ14万400円と比べるとおよそ200分の1の安値となりました。
きょう獲れたサンマはあす札幌の卸売市場でも競りにかけられます。