亡くなった後に残る遺産を自治体などに寄付する「遺贈寄付」に関するセミナーが28日、札幌で開かれました。
セミナーは札幌市と相続に関する相談を受けている団体が主催しました。約30人が参加し、遺言書作成の必要性や亡くなった後に残る遺産を自治体やNPO法人などに寄付する遺贈寄付について理解を深めました。
参加者は「今も遺産相続に直面しているので参考になってよかった」「なかなかこういう機会がなかったので、できるだけ活用したい」などと話していました。
独身世帯や子どもがいない夫婦が増え、市への問い合わせも多くなっているといいます。札幌市の伊西昌宏秘書課長は「(近年)遺贈寄付への関心が高まっている。センターの存在を知ってもらい、ぜひ積極的にご相談いただければと思う」と話していました。
市への遺贈寄付は教育や福祉など24の分野で活用されます。