道内のスーパーなどではコメの在庫が少なくなっていて、食卓に影響も出ています。道産米の収穫も始まりましたがこの状態はいつまで続くのでしょうか。
街の人からは「この前買おうとしたらなくてスーパー2~3店行きました。どうしても子どもいると必要ではあるのであと旦那の弁当とかにも使うからなるべく切らさないようにはしたい」「行くところ行くところ(コメが)ないですもんね。ないと言ったらいっぱい買っちゃうんでしょうね。あれやめて欲しいですね」などと言った声が。
札幌・豊平区のスーパー「キテネ食品館月寒店」に伺い、コメ売場を案内してもらうと…売り場には別の商品が並んでいます。毎日入荷はあるものの数えるほどということで、売場に並べる前に売り切れてしまうと言います。
ホクレンによりますと、現在の状況は去年の猛暑で供給が減ったことに加え、ほかの食品の値上がりやインバウンドの回復などでコメの需要が増えている影響があるということです。ただ、コメの供給量としては逼迫しているわけではないということです。既に本州産の新米も流通が始まっています。道産米の新米も生育は順調で、今月10日くらいからは収穫が本格化し今月の中旬には流通が始まるということです。
気になるのは、その新米の価格です。キテネ食品館の中塚社長は「新米の時はいまの価格よりさらに上がるという話は問屋から来てる」と話していて、坂本農水大臣もきょうの会見で「新米の価格は、品薄状態の中で平年よりも多少の割高感はあると思う」と述べています。当面は品不足の心配も続きそうですし、そのあとは値上げの心配になりそうです。