北広島市は4日、6月に完成した防災食育センターを使って初めてとなる防災訓練を行いました。
訓練は地震災害を想定し、センターの機能の検証や支援食料の搬入・運搬方法を確認する目的で行われ、およそ50人が参加しました。道や自衛隊も参加し、トラックとヘリコプターを使って飲料水や非常食に見立てたものをセンターへと運びました。
また、炊き出し訓練として、センターにある専用の機械などを使い3000人分のおにぎりや汁物をつくりました。炊き出しでつくった食事は、災害時の対応について学んでもらおうと、市内の小学校8校に給食として提供されました。
北広島市の上野正三市長は「地震の際には物資の搬入が困難になるのでヘリポートを活用した搬入訓練も行った。(センターの存在は)市民の皆さんの安全安心につながるのではないかと思う」と話していました。