洋上風力への理解や機運を高める世界的な会合が3、4の両日、札幌で開かれました。
日本風力発電協会などが主催する「世界洋上風力サミット」。国内は4回目、道内では初めて開かれました。国内外の業界関係者のほか、一般市民らがきょうまでの2日間で延べ1300人以上訪れました。
会場では講演や討論会が開かれたほか、企業ブースなどでは意見交換や商談が行われました。来場者の一人は「(洋上風力は)原子力よりエコの面で絶対いいと思う。知らないことも知ることができて面白い」と話していました。
政府は洋上風力発電を再生可能エネルギーの柱と位置付けて導入を進めていて、海に囲まれた北海道は国内の導入目標のおよそ3分の1を担うと想定されています。風力発電のメインテナンスに取り組む北拓(旭川)の吉田響生専務は「洋上風力は地元の人と共生するべきもの。(サミットで)多くの人に知ってもらって共生していきたい」と話していました。