通常は砕石場などで固定して使う岩石などの粉砕機を移動式にして災害現場などで活用するための展示会が石狩市で開かれました。
展示会は砕石や産業廃棄物をリサイクルする会社を対象に兵庫県の機械メーカーが開きました。岩石や倒壊した建物のコンクリートなどを最小5ミリまで破砕できる機械や砕いた岩石などを土木資材に再利用できる大型の機械が展示されています。
一般的に解体した建物のコンクリートなどは、一旦工場まで運び、粉砕してから工事現場まで運んで再利用しています。しかし、今回展示された機械はすべて自走式で電力も自前で賄えるため、倒壊現場の近くや工事現場で使えるようになっています。そのため、被災地などでの活躍が期待されているほか、国がウクライナへの支援として提供しているということです。
主催する日工の担当者は「災害の復旧ではモバイル型をいろんな場面で使用することによって短期間で施工・災害復旧ができると期待している」と移動式粉砕機をアピールしていました。