東日本大震災で被害を受けた福島県の現状などを若い世代に伝えるため、復興庁の職員がきょう、札幌の中学校で出前授業をしました。
取り組みは震災や復興の現状についての正確な情報を発信しようと、復興庁が2年前から全国で行っています。
きょうは札幌・中央区の柏中学校の1年生を対象に授業が行われました。生徒たちが生まれたのは震災後。当時の映像や説明に驚く様子も見られました。
「震災の記憶を次世代に伝えるためにはどうしたらいいか」という問いに対しては、「今回のように直接話を聞く機会を増やしたり、インターネットなどを通じて伝えたりすると良いのではないか」といった意見が出ていました。
復興庁の末満章悟参事官は「これまで他人事だった東日本大震災のようなことが、自分たちの身にも起きるかもしれないと思ってもらえて良かった」と話していました。