移植医療の現状をパネルなどで紹介するイベントが、札幌の地下歩行空間できょうから始まりました。
イベントは、北海道移植医療推進財団が10月の臓器移植普及推進月間に合わせて開いているもので、会場では臓器を提供した人の家族や提供を受けた人の思いを記したパネルを展示しています。臓器提供者になるかどうかの意向を示すカードも無料で配り、移植医療の必要性について呼びかけました。
ブースを訪れた人は「(知人に)登録している人がいて私も考えていた。社会のためにひとつでも何か貢献したい」と話していました。
会場では移植医療に詳しい専門家による相談ブースも設けられています。臓器移植コーディネーター高橋美香さんは「(亡くなった)本人が提供をしてもいい、したくないと書いておくことで家族も判断しやすくなる」としています。
同様のイベントは来週、道庁でも開かれます。