道内の秋サケの漁獲数は9月末の時点で去年の同じ時期と比べ、約2割少なくなっています。
北海道が公表した秋サケの漁獲速報によりますと、道内の漁獲数は、先月末の時点で、およそ21%少ない約605万8千匹でした。五つのエリア別では、オホーツクがおよそ443万匹(去年比20%減)、根室がおよそ67万匹(同0.2%減)、日本海がおよそ49万匹(同33%減)などで、全ての海区で去年の同じ月の実績を下回りました。
減少は2年連続で、記録が残る1989年以降では最も少なくなっています。道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場によりますと、温暖化などの影響で近海の水温が高くなっていることなどが関係しているということです。