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宇宙ビジネスの可能性を議論 帯広で「北海道宇宙サミット」 

テレビ北海道 2024年10月10日 17時58分

宇宙ビジネスの可能性について専門家が話し合うセミナー「北海道宇宙サミット2024」が10日、帯広で開かれました。セミナーには、十勝の大樹町にあるロケット開発企業・インターステラテクノロジズなど国内外の企業からオンラインも含め1200人が参加し、宇宙輸送など7つのテーマで講演や討論が行われました。

このうち、インターステラ社の稲川CEOは、北海道が世界的に見てロケット打ち上げに適している一方、欧米に比べて宇宙ビジネスに参入する企業が少ない現状を指摘しました。大樹町には現在、小型ロケットの打ち上げ施設の建設工事が進む民間の宇宙港があり、早ければ来年度にも完成予定です。セミナーでは宇宙港の有効活用についても議論されました。

大樹町の黒川豊町長は「宇宙と地球をつなぐ港の役割にあたるのがスペースポート。ロケットを打ち上げるスペースポートもあれば、ロケットだけでなくスペースプレーン、飛行機で宇宙に行って戻ってくる、そういったものもあります」と話していました。

国は民間の宇宙産業の育成を進めるため、今年度からの10年間で総額1兆円規模の基金を創設していて、道内の宇宙関連ビジネスの広がりに期待が寄せられています。

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