道南のワイナリーで、ワイン用のブドウの収穫が本格化しています。ことしは去年に比べて品質が良いということで、生産者はワインの出来に期待を寄せています。北斗市内のワイナリー「ドゥエプンティ」では、広さ2ヘクタールの畑で、ピノ・ノワールなどおよそ10種類、6千本のブドウを栽培しています。この日は30人ほどのボランティアが、ブドウの収穫と実の選別作業を行いました。栽培4年目のことし。ブドウの出来栄えについて、ドゥエプンティの井坂真介社長は「去年は極端に暑い気候だったが、ことしは北海道の気候に戻った。夜の気温も下がって平均気温も低めで推移していて、去年より糖度も高くて酸も高い理想的な年」と手ごたえを感じた様子で語りました。
収穫は今月10日から始まり20日ごろまで続く予定で、3トンほどの収量を見込んでいます。収穫したブドウは、去年完成した施設で醸造され、来年秋以降、ワインとして販売されます。