十勝の大樹町で宇宙港「北海道スペースポート」を運営するスペースコタンなどが世界の7カ所の宇宙港と国際協力に関する覚書を締結しました。今月13日からイタリア・ミラノで開かれた国際宇宙会議には、大樹町のスペースコタン小田切CEOのほか、アメリカやイギリスなど8カ国で商業宇宙港を運営する民間の代表が出席して覚書を締結しました。 大樹町では現在、人工衛星を搭載できるロケットの打ち上げに向け、新たな発射場の整備が急ピッチで進められていて、計画では来年度末に完成予定です。発射場では既に台湾のロケット開発会社が打ち上げを検討していて、スペースコタンは、アジアのハブ宇宙港を目指しています。
スペースコタンの小田切CEOは「今は各国がさまざまなロケットをさまざまな基準で作っているので、なかなか標準化ができていないんですね。将来、色々な国のロケットを大樹町から等しく打ち上げることができるように新しいことをやっていきたいなという風に思っています」 と連携の意義を語りました。
商業宇宙港の国際協力は今回が初めてと見られます。 道内の宇宙産業の動きについては10月19日の「けいナビ」でも詳しく特集します。