ことしの全国のサンマの水揚げ量が6年ぶりに1万トンを超えたことが分かりました。漁業情報サービスセンターによりますと、全国のサンマの水揚げ量は先月末の時点で、前の年の同じ時期と比べて1.8倍のおよそ1万2千トンとなりました。根室・花咲港の水揚げ量がおよそ9300トンと、全体の8割近くを占めました。厚岸漁港は698トン、釧路港は47トンでした。
先月は主な漁場が日本に近づき、海水温もサンマに適した温度に下がり、来遊が増えました。また、日本漁船より先に北太平洋の公海で操業する中国や台湾などの外国船が南米のイカ漁に回り、サンマ漁の開始が遅れたため、漁獲が増えた可能性があるということです。