大規模な災害が発生した際、最前線で活動する救助隊員。札幌など3つの市の隊員が参加し、大規模な土砂災害を想定した訓練がきょう札幌で行われました。
訓練は近年頻発する大規模災害に複数の消防で連携して対応しようと、札幌市消防局が旭川と函館の消防本部に呼びかけて実施しました。訓練は、土砂崩れによって人や家、車が巻き込まれたとの想定で行われました。土砂には人に見立てた人形が埋まっていて、振動や音を探知できる機械を使って捜索した後、隊員たちがスコップを使って救助しました。「秒頑張りましょう(救出シーン)」。国土交通省によりますと、去年、道内で発生した土砂災害は17件で、2018年の胆振東部地震以降、最多だったということです。