さっぽろ地下街で23日、消防訓練が行われ、およそ200人が参加しました。
(アナウンス)「訓練・訓練。こちら札幌地下街防災センター。ただいま緊急地震速報が受信されました」。訓練は、札幌市内で震度6の地震が起き、同時に停電も発生したとの想定で行われ、地下街オーロラタウンとポールタウンで働く従業員などが参加しました。複数の出口から分散して避難するよう客に声をかけ、安全に地上へ誘導したり、AEDを実際に操作して使い方を確認したほか、火災発生現場での消火活動の流れをチェックしました。
さっぽろ都市開発公社の戸出勝敬防災課長は「お店のスタッフがかなり入れ替わりますから、同じような訓練を繰り返しやることによって、それぞれの役割を確認するという意味で訓練は重要だと思います」と話していました。
訓練を実施した札幌都市開発公社はココノススキノやモユクサッポロなどが開業し、地下街を利用する人が増えたことから「訓練の重要性は増している」と話しています。