コープさっぽろ系の「トドック電力」は家庭の消費電力をAI=人工知能を使って「見える化」して節電につなげるサービスを提供すると発表しました。
トドック電力が提供するのは「冷暖房」「冷蔵庫」「照明」など5つの分野で家電機器ごとの使用量をスマートフォンで確認できるようにしたサービスです。各家庭にすでに設置されているメーターのデータをもとに、AI=人工知能が予想した使用量を知らせることで、節電の参考にしてもらいます。「トドック電力」の加入者は現在、道内で4万5千世帯で、このサービスは全利用者に無料で提供されます。
トドック電力の尾崎信介社長は「AIによって各家庭ごとの(使用量の)動きを、少しずつ把握しながら(予測値が)だんだん正解に導いていくと、これが(他社と)まったく違うんだろうなと理解しております」と話していました。
各家電ごとの電力使用量を計測して、節電した家庭では、平均で10~13%程度の節電ができたという集計もあり、節電を通じて家計の節約につなげてほしいとしています。