上空に寒気が入り込んだ影響で道内では昨夜から断続的に雪が降り続いています。札幌では今シーズン初めての積雪が確認されました。道内では上空に12月上旬並みの寒が入り込んだ影響で昨夜から各地で雪が降り、函館・釧路・室蘭では初雪を観測しました。札幌では平年より6日早く積雪を記録し、市民が雪かきに追われました。
市民からは「すごいですね昨日天気よかったのに。夜半から降ったんでしょうね。朝起きてびっくりしました」 「歩くのにべたべたな雪が大変。今日も通学する子どもがたくさんいたので交通見守りをして大変だねと声をかけた」などといった声が聞かれました。
札幌管区気象台によりますと道内の積雪は留萌で8センチ、札幌・中央区で7センチなどとなっています。道内ではあすにかけても留萌地方を中心に雪が降る見通しで気象台は路面の凍結などに注意を呼び掛けています。
こうした中、日本気象協会はきょう来月から来年2月までの雪の見通しを発表しました。
日本気象協会岡本肇気象予報士は「ラニーニャ現象(南米ペルー沖の海面水温が平年より下がること)の影響が出る可能性がかなり高い。湿ったドカ雪が普段よりも多く降る可能性が少し高いのではないか」と説明しています。また、期間中の道内の降雪量は平年並みかやや多い見込みで、特に12月下旬以降は札幌や岩見沢周辺で雪が強まると予想しています。