3年連続で人口が減少している札幌市は、対策のための新たな5カ年計画策定に向け、きょう有識者を集めた会議を開きました。
札幌市のことし1月時点での人口は195万6千人あまりで3年連続の減少となっています。前回の5カ年計画では1人の女性が産むこどもの数を24年に1.42人まで引き上げる目標を立てていましたが、実際はおととしの時点で1.02人で減少に歯止めがかかっていません。また、結婚している夫婦のうち第2子以上を持っている比率も政令指定都市の中で最も低くなっています。
きょうの有識者会議では委員から、実態に見合った目標を立てた上で「出産前に子育ての基礎知識を学ぶ機会を作るべき」などの意見が出ました。札幌市は来年3月までに新たな5カ年計画を策定する予定です。