新たなビジネスアイデアで道産食品を海外へ。輸出拡大を目指す道内の食品関連企業の取り組みを発表するコンテストが、札幌で開かれました。
コンテストは北海道経済産業局と北海道農政事務所が初めて開催しました。新しい市場を開拓したりデジタル技術を活用したりして、一次産品の輸出拡大に取り組む10社がプレゼンテーションし、経産局の担当者らが審査しました。札幌の貿易商社は、シンガポールのインフルエンサーを北海道に招き、ライブ中継をしながら地方の食品を販売する事業を紹介しました。
SSGLOBALの鈴木智子社長は「北海道にまだ眠っている多くの産品を発掘し、輸出メーカーや生産者の関心を掘り起こして一緒に輸出をするプレーヤーを増やしていきたい」と意気込みを語りました。
国内の農林水産物・食品の輸出額は1兆4,500億円あまりで、このうち道内からの輸出は926億円となっています。経産局は今回のコンテストを通して今後の輸出支援サービスを検討し、道産食品を海外に広めたいとしています。