石油元売り会社や消費者団体がこの冬の灯油価格について意見をかわす会議がきょう札幌で開かれました。道内の灯油価格は先月時点で、1リットルあたり120・85円と、9カ月連続で120円を超えています。石油情報センターは、今後について産油国の減産緩和などで原油価格自体は横ばいから値下がり傾向になるとみていますが、パレスチナ情勢などの影響で先行きは不透明と指摘しました。資源エネルギー庁は石油元売り各社への補助金をきょうから先週より1円50銭高い16円40銭支給するとしています。政府は先月いったん打ち切った家庭の電気・ガス補助金を来年1月から再開する方針ですが、ガソリン補助金については来月以降、段階的な引き下げも検討しています。