札幌市は、今月20日から市内4つの区役所窓口に字幕ディスプレーを試験導入します。聴覚障害のある市民とのやり取りをスムーズにする狙いです。
記者が実際に使ってやり取りしてみました。
札幌市職員「きょうは身体障がい者手帳の申請でしょうか?」
市が試験導入する字幕ディスプレーは、人工知能を活用したシステムで、話した内容がすぐに文字に変換されます。
記者「何が必要ですか?」
職員「こちらの用紙にご記入お願いします」
訪れた人は、用意したタブレット端末にキーボードや手書きで入力することで職員とやりとりができます。これまでは双方が筆談で会話をしていましたが、やりとりに時間がかかり内容が伝わりづらいこともあったということです。
森岡係長「このディスプレーを導入することによって、ご覧のように次々と言葉が表示されるので、円滑なやりとりが可能になります」
市は、このディスプレーを来年3月まで中央区役所など4つの区役所に試験導入し、効果を検証します。