北海道猟友会が自治体からのヒグマ出動駆除要請への対応方針を決めました。
先月、砂川のハンターが猟銃所持許可取り消しの処分撤回を求めた裁判の控訴審判決で訴えが退けられ、猟友会は「ヒグマ駆除でハンターばかりが責任を負うことにつながる」として、出動要請への対応を検討していました。
猟友会は、きのう、札幌市内で開いた幹部会議で自治体や警察との連携が十分でない場合は出動を拒否するよう、全ての支部に通知することを決めました。出動の判断はそれぞれの支部に委ね、出動する場合の条件として、「事前の協議で発砲の基準を明確にすること」などを周知します。今週中に通知する方針ですが、十勝の広尾支部など一部の支部ですでに出動を拒否する動きも出ているということです。