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エスコンフィールドの醸造所で ビールづくりに選手のバット活用

テレビ北海道 2024年11月28日 17時41分

プロ野球選手が試合で使ったバットをビールに?

ファイターズファン垂涎の新たなクラフトビールが北広島で完成し、あさってから販売されます。

三品記者リポート「エスコンフィールド北海道内のクラフトビール醸造所です。こちらは日本ハムファイターズの松本剛選手が実際に使っていたバット。これを原料にしたクラフトビールが完成したんです、いただきます(飲む)。ウイスキーのような深い味わいのあとに鼻に抜ける木の香り、香ばしいですね」

このビールは、球場内のクラフトビール醸造レストラン「そらとしば」でつくられました。活用したのは、日本ハムファイターズの松本選手や田宮選手、郡司選手らが試合で使用し、折れたりひびが入ったりしたバットです。

ヤッホーブルーイング・村田稀水さん「水を沸騰させると湯気が出るが、その湯気を(冷やして)水に戻すことを蒸留という。その過程でバットの香りをつけて香りのエキスを抽出した蒸留水を作って「ビールの香りづけ」として(使った)」

一般販売に先駆けて開かれた試飲会には多くのファンが参加しました。

試飲会の参加者は「思ったより酸味とスモーキーさがあって、苦いけれど奥深い味わいだった」「選手の努力や汗を間接的に感じられたなと」などを感想を口にしていました。

プロ野球などでは年間10万本以上の木製バットが使用されていて、この取り組みは資源の再利用としても注目されます。

ヤッホーブルーイング村田稀水さんは「木の香りがちゃんと分かりやすく付くかを気にしていたが、しっかり香りが付いたかなと。全体を通して木の雰囲気を感じてもらえるビールになっている」と話します。

このビールは、11月30日のファイターズファンフェスティバルで発売されます。「そらとしば」では今後も取り組みを続けたいとしています。バットを使ったビールが球場の新たな名物になるかもしれません。

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