男女4人が負傷したススキノのビル火災で、搬送された20代の女性が、意識不明の重体となっている40代の男性との交際トラブルを道警に相談していたことが分かりました。おととい札幌・中央区のススキノ交差点近くのビルで発生したこの火災は、2階に入るガールズバーが火元とみられています。出火当時、店内には6人がいて、そのうち4人が全身やけどなどで搬送されました。
道警は、意識不明で搬送された40代の男性が可燃性の液体を店に持ち込んで火をつけた疑いがあるなどとして、調べを進めています。またけがを負った従業員の20代の女性は、この男性と11月上旬まで同居していて、別れ話でもめて男性が暴れたなどと警察に相談していたことがわかりました。警察に対して男性は「もうしません」などと話し、その後、同居は解消されましたが、今月11日にはSNS上で自殺をほのめかして、再度、警察に注意を受けていたということです。道警は男性の回復を待って詳しい事情を聴く方針です。