「冬は資源であり財産である」をスローガンに、「世界冬の都市市長会議」がきょうから札幌で始まりました。この会議は冬のまちづくりについて、世界の市長が議論する国際会議です。中国の長春やフィンランドのロバニエミなど、8カ国から15都市の市長が参加しました。1982年に札幌で始まり、20回目の今年のテーマは「冬の都市の新たな可能性、持続可能な社会の実現」です。
札幌市の秋元克広市長は「会議を通じて得られた知見がそれぞれの都市で快適なまちづくりにつながるということを期待しています」とあいさつし、フィンランド・ロバ二エミ市のヴァイニオ市長は「この会議は確実に成功し、私たちに現在から将来にわたって協力する機会と約束を与えてくれると思います」と語りました。
会議では5日間にわたり冬の都市における環境・観光の施策や都市開発の事例について議論を交わします。札幌市は冬の都市が抱えるエネルギー課題についてGX=グリーントランスフォーメーションの観点から講演する予定です。市民向けのイベントや企業向けのビジネスセミナーも併せて開催されます。