道内でも増えている特殊詐欺などの被害防止へ。道銀と道警が協力して新たな取り組みを始めました。
道銀は11月からATMの上部に機械の障害などをリアルタイムで伝えるディスプレーの設置を進めています。この画面を使って始まったのが犯罪への注意喚起です。道警によりますと、道内の振り込め詐欺など、いわゆる特殊詐欺の認知件数はことしすでに167件にのぼり、被害総額は6億円を超えています。さらにインターネットを使ったSNS型投資詐欺やロマンス詐欺は145件、被害総額は20億円以上となっています。
北海道銀行の坂野公紀広報CSR室長は「流す静止画・動画は地域別に変えることもできる。(地域ごとに)犯罪の特徴も異なっていて、リアルタイムに拾いながら道警と協力して情報提供したい」と話していました。
道銀ではこうしたディスプレイを来年の夏までに650台設置する計画です。