道内で去年確認されたＳＮＳ型投資詐欺の被害額が、前年のおよそ73倍の19億円に上ったことが道警のまとめで分かりました。
ＳＮＳ型投資詐欺は、交流サイト上で著名人などを語り投資に勧誘する詐欺の手口です。道警によりますと、去年の認知件数は速報値で前年より89件多い95件、被害額はおよそ19億3600万円に上りました。
ＳＮＳ型投資詐欺の認知件数は、比較可能な統計がある2019年以降10件以下で推移してきましたが、去年は急増し被害額とともに最も多くなりました。
現金の振り込みを複数回指示され、被害が高額になるケースが目立っています。被害者は40代から60代が全体の7割ほどを占め、今年に入ってからも被害は続いています。
近年の投資への関心の高まりも一因とみられ、道警は「知らない名義の口座には振り込まないで」と呼び掛けています。