札幌をスイーツ王国にしようと2006年に始まった「さっぽろスイーツコンペティション」。今年のグランプリが決まりました。
コロナ禍を経て4年ぶり16回目の開催となった今年のコンペティションのテーマは「neoいちごショートケーキ」。市内の洋菓子店で働くパティシエから31作品の応募がありました。去年11月の最終審査では、選考に残った5作品の試食に加え、パティシエ自身によるプレゼンテーションも初めて審査対象となりました。
そして審査の結果、最も優れたグランプリに選ばれたのは東区の洋菓子店「ル・パティシエ・フルタ」の加野拓夢さんの作品です。カスタードクリームが入ったロールケーキを土台に、いちごを生ではなくジュレにしてあしらいました。
加野拓夢さんは「(イチゴの生産量が少ない)夏の時期でも安定供給できるような工夫をして(ショートケーキは)、真っ赤なイチゴが目を引くと思うので、デザインから考えて真っ赤で大きなイチゴのジュレをトップに置いた」と話していました。
札幌市内や近郊の洋菓子店では16日から「neoいちごショートケーキ」をテーマにした様々な商品が販売されます。