ススキノのホテルでおととし男性が殺害された事件。殺人を手助けした罪などに問われている父親の裁判員裁判で、母親が証人として出廷しました。ススキノのホテルでおととし会社員の男性が殺害され、頭部を切断された状態で見つかった事件では札幌・厚別区の田村瑠奈被告ら親子3人が、殺人などの罪で逮捕・起訴されています。
父親の修被告は殺人や死体損壊を手助けしていないとして無罪を主張しています。5回目のきょうの公判では弁護側の証人尋問が行われ、先行して裁判が行われている母親の浩子被告が証人として出廷しました。
瑠奈被告との親子関係を問われた浩子被告は、昼夜逆転の生活を送る瑠奈被告の送迎役を日頃から担っていた修被告について、「日中も仕事があり、日々過酷だったと思う。申し訳なかったが、社会との関わりが娘の将来につながるかもしれないと思い、良しとしていた」などと述べました。浩子被告への尋問はあすも続く予定です。