有料のごみ袋をレジ袋として使ってもらい、プラスチックごみの削減につなげようという取り組みが、道内の自治体で広がりを見せています。
三品記者「恵庭市のスーパーに来ています。こちらで販売しているごみ袋。今月から、レジ袋としても使いやすいデザインに生まれ変わりました」
恵庭市は、有料の家庭用ごみ袋の素材に環境に優しいバイオマスプラスチックを使い、デザインも新しくしました。レジ袋として使ってもらうため、市民に親しみのある特産品の「えびすかぼちゃ」などが描かれています。今月から市内のスーパーで1枚単位での販売が始まりました。
客「エコで良いですよね。なんの抵抗もなく(レジ袋として)使える」
客「無駄にならなくていいんじゃないかな。これ(レジ袋を買うのを)やめるようになる」
客「ごみ袋に使えるので便利だと思う。(デザインも)かわいい。かぼちゃの絵が描いてあって」
価格はこれまでと同じ1枚6円から160円で、今後、ほかのスーパーやコンビニでも販売されます。
恵庭市生活環境部中山真課長「(目的は)プラスチックごみの削減です。どのみちごみを出す際には使う袋なので、(ごみ袋をレジ袋の)代替として使ってもらいたい」
一方、札幌市も来月1日からごみ袋をレジ袋としても使ってもらう実証実験を始めます。新しいごみ袋には、道民に人気の「シマエナガ」がデザインされています。
札幌市環境局環境事業部末永保範課長「親しみやすい、誰でも手に取りやすいデザインに変えた。これをきっかけに、これに限らずプラスチックごみの削減を市民に意識してほしい」
価格はこれまでと変わらず1枚20円から40円で、市内のスーパーで3月末まで販売する予定です。