JR北海道の夏の観光列車として人気の特急が来月、富良野線で臨時運行されます。2025年2月に運行されるのは、臨時特急「冬のラベンダー号」です。JR富良野線の沿線自治体とJR北海道でつくる「JR富良野線連絡会議」が実証事業として運行します。実証運行に使うのはラウンジ車両を含む4両からなり、紫色が印象的な「ラベンダー編成」で、札幌ー富良野間を片道2時間45分ほどかけて、1日1往復します。夏の滝川経由と異なり、旭川を経由して富良野に向かうのが特徴です。ここ数年、旭川空港を利用する外国人観光客が増えているといい、JR北海道では、JR富良野線のインバウンド需要を探る狙いもあります。旭川-富良野間のJR富良野線は、単独では維持困難とする赤字8区間、通称・黄色線区になっていて、今回の実証運行は国と道の補助金350万円を活用します。実証運行は来月8日と9日に行われます。