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北海道の教員の残業時間 過労死ライン超えが18パーセント

テレビ北海道 2025年1月31日 17時20分

道内の教員の18パーセントが過労死ラインを超えて残業していたことが、北海道教職員組合の調査で分かりました。

調査は去年9月に行いました。札幌市を除く全道の小中学校などの教員およそ3万人に勤務実態を聞き、4200人余りから回答を得ました。 

調査によれば、残業時間が過労死ラインとされる月80時間を超えた教員は787人で、全体の18.5パーセントでした。このうち328人は100時間を超えています。 平日の睡眠時間が6時間未満と答えた人は全体の47%でした。

勤務時間内に業務が終わらず自宅で仕事をした時間は月平均9時間に上っていて、北教組は教職員の健康被害が深刻化しているとみています。 

北教組の佐野和孝書記長は、「抜本的な改革がなければ全ての教職員の残業が45時間以下になることは不可能」 としています。

北教組は、学習指導要領を見直し授業時間を減らすべきとして、労働環境の改善を国に求める考えです。

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