道内では低気圧の影響で十勝地方を中心に記録的な大雪となり、交通機関などに影響が出ています。
午前7時半ごろの十勝の音更町では、ほぼ雪で埋もれていて発進できない状態の車があちらこちらで見られました。建物の玄関も扉の半分ほどまで埋まっています。帯広と十勝の芽室町で降った最大の雪の量は、いずれも全国の観測史上で1位を更新する、記録的な大雪となりました。
交通にも影響が出ています。JR帯広駅では線路が雪に埋もれてしまいました。JR北海道は札幌と釧路・帯広を結ぶ特急おおぞら・とかちの全24本のほか、普通列車88本の112本を運休しました。特急おおぞら・とかちは少なくともあす午前中まで運休となる見込みです。また空の便はとかち帯広空港が閉鎖となり、発着便全16便が欠航になったほか、釧路空港も全24便が欠航となりました。そのほか、暴風雪による通学困難などのため、小学校で189校、中学校で115校など合わせて379校、道立の小中学校の2割近くが臨時休校になりました。
札幌管区気象台は、あす、あさってにかけ道東を中心に大雪となる地域が広がり、期間も長くなるおそれがあるとしていて、引き続き交通障害などへ警戒を呼びかけています。