道内各地の皆さんに、地域の活動を紹介してもらう「アクトフォー北海道」のコーナーです。
町の新しい名物づくりに取り組んだ中標津町の話題です。
なかしべつ観光協会では、はまなす財団の支援を受け、地元で愛されている老舗の味をレトルト商品にしました。それが「中標津 想い出キッチン」です。
商品化の狙いについて、発案者の篠田卓さんは「新しいお客様ではなくて今まで慣れ親しんだ人たちにもう一度思い出してもらいたいなという思いで作ってみようかなとなったのが今回のレトルトになります」と説明します。
商品されたのは、町内の3店舗の人気メニュー。
中には、おととしに惜しまれつつ閉店してしまったレストラン「やまや」のミートソースもあります。今回、観光協会からのリクエストを受け、その味が復活しました。
「やまや」の成沢さんは「良いって言ってくれる支持してくれる人がいてくれるというのは、やっぱり料理人としてコックとしてやってよかったのかなと」と話します。
またほかの店のオーナーも自分の味に誇りを持っていて、それを多くの人に食べてもらえる機会が広がることに期待しています。
河亭の川村宏二さんは「店の歴史が58年目になりますので、当初からの味をなるべく守るようにしてその中でも時代に合うように進化させるようにして作ってます」と話します。
懐かしい味の中に新しい発見があるかもしれません。