JR北海道が単独では維持困難とする旭川と網走を結ぶ石北線。沿線自治体のトップがきょう、札幌で利用促進を訴えました。
網走や遠軽町など、石北線沿線の5つの自治体の市長や町長らが、札幌のショッピングモールで、観光パンフレットや地元の菓子などを配り、石北線利用を呼び掛けました。石北線は、1キロメートルあたりの1日の平均利用者数が600人台となっていて、JR北海道は単独で維持困難な路線としています。このため沿線の自治体とJRは利用促進や収支改善に向けた取り組みを進めています。
きょうの活動は、祝日で賑わうショッピングモールで札幌市民にオホーツクエリアの魅力を売り込み、石北線の利用に繋げようという狙いです。
網走市の水谷洋一市長は「みなさん関心持ってパンフレットやお菓子を受け取ってもらいうれしい限り。こうした小さな積み重ねが路線を残すことにつながると思うので、地域として尽力していきたい」と語りました。