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馳知事が被災地・輪島を視察 住民「避難所に情報こない」「見捨ててるんじゃ…」 課題山積対応は

テレ金NEWS NNN 2024年7月4日 19時15分

能登半島地震から半年が経ち、馳知事は被災地の状況を視察するために輪島市を訪れました。地元の住民たちからはどのような声が挙がったのでしょうか。

被災地の視察は今回で41回目となる馳知事。

訪れたのは輪島市門前町の道下地区にある仮設住宅の集会所です。入居期限が2年と決まっている中で住民が気にしていたのは「次の住まい」です。

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馳 知事

「ことし中に仮設住宅の最終的な次の住まいをどうしたらいいのかという相談に乗ることのできる選択肢をいくつか準備中であります」

しかし、入居者からはこんな声も。

入居者

「輪島市は情報流してるんだけど、避難所とかこういうところは全然情報が来ないんです。門前町は輪島市が見捨ててるんじゃないかと皆言ってますよ」

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「復興が進んでいない理由の大きな原因の一つとして、公費解体が進んでいない、解体が進んでいないのがあるので、公費解体にも予算を回してもらうようにお願いします」

そのあと馳知事は回廊が崩れるなど大きな被害が出た総持寺祖院を視察。参道の商店街では復興に向けた街の声を聞いて回りました。

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シモグチ洋服店 下口十吾さん

「街路灯とかも直さなきゃいけないんですけど、予算ないっていうのはわかっとるんですけど、県の皆さんの力をお借りして、新しいことを補助してもらえるような形で。総持寺商店街エリアは観光地だから創造的復興プランっていうのがある。我々はそれを受け止めて対応できる」

そして航空自衛隊の輪島分屯基地を訪れ、隊員たちに感謝を述べ激励しました。

馳 知事

「政府の補助制度、あるものないもの、ないものは新たに作る復興基金で面倒を見ることを県庁でやっている。全てが被災所に仮設住宅の人に理解されていない。意見交換することはとても意味があると思いました」

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馳知事は今後も被災地の視察を行い復旧・復興取り組みを改善していきたいとしています。

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