市川栞キャスター：
「木曜日は報道部の気象予報士・小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます。小野さん、この1週間で台風が4個も発生しましたね」
小野和久気象予報士：
「これからが、本格的な台風シーズンです。気を付けて行きましょう。」
小野：
「台風7号の情報を見ていきましょう。関東の南を北上している台風7号は、16日いっぱい、関東地方を中心に影響を与える見込みです」
市川：
「すでに、東海道新幹線は東京・名古屋間で終日、運休を決めていますし、北陸新幹線や飛行機の情報にも注意が必要ですね」
小野：
「雨と風の予想を見ていきましょう。今夜9時から動かします。渦を巻いている所が台風の中心です。関東での最大瞬間風速は、先日お伝えした「新幹線並み」が予想されています。石川県内では、台風の「外側の風」があさってまで続く見込みです。最新の情報にご注意ください」
小野：
「気象台の週間予報です。台風が、暖かく湿った空気を運んでくるため、土曜日まで「大気の状態が不安定」です。雨や風に、注意してください」
市川：
「日曜・月曜は台風一過の青空が広がりますね」
小野：
「いまの時期の最高気温は31度、最低気温は24度くらいが平年並みですので、どちらも、高い日が多いでしょう」
「さて、きょうは8月15日です。5年前のきょう、県内で、お天気関係の「ある記録」が出たのですが、市川さん、何か、思い出せますか」
市川：
「はい、私、覚えていますよ。志賀町で、県内で初めて気温が40度に達した日ですよね」
小野：
「その通りです」
「2019年の8月15日、志賀のアメダスで40.1度を観測しました」
市川：
「この日は、ほかの地点でも観測史上一番になった所がありましたね」
小野：
「同じ日に・羽咋で39.6度、・珠洲で38.2度、・輪島市三井で38.1度、この4か所では、この日に観測された値がいまでも一番の記録になっています」
市川：
「原因はフェーン現象でしたね」
小野：
「この日の天気図を見てみましょう。台風が 四国付近を北上していて、県内には、台風からの山を越えた南風が入り、フェーン現象が起こりました」
「次に、おととし9月、金沢で38.5度まで上がり、記録を更新したときの天気図です」
市川：
「台風と前線があります。同じような天気図ですね」
小野：
「そして、去年、小松で40度ちょうどに達したときです。同じように台風があり、フェーン現象が起こっていました。台風が、石川県の南や西、日本海にあるとき、記録的な高温になることがあります」
市川：
「今回の台風は、関東方面・石川県の東側を進んでいますから、県内では、そこまでの暑さにはなっていないんですね」
小野：
「台風は、雨・風はもちろんですが、「フェーン現象による高温」にも注意してください。最後に、気象台の週間予報で、この先の天気をもう一度、確認しましょう」
「台風が、暖かく湿った空気を運んでくるため、土曜日まで大気の状態が不安定です。雨や風に、注意してください。日曜・月曜は台風一過の青空が広がります。最高気温、最低気温とも平年より高い日が多いでしょう」
市川：
「まずは、16日からの台風の影響に注意ですね。小野さんとお伝えしました」
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