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なぜ?田んぼに海水が逆流 次々稲穂枯れる 能登半島地震の地盤沈下が原因か?

テレ金NEWS NNN 2024年9月5日 19時11分

実りの秋に深刻な農業被害が出ています。

七尾市内で、田んぼに海水が逆流し、稲穂が次々と枯れていることが分かりました。

一体、何が起こっているのでしょうか。

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七尾市内の田んぼで刈り取られる、黄金色の稲穂。

この時期になるとよく見られる光景ですが…

生産者の男性は7月に入ってから、この田んぼで「ある異変」に気付いたと話します。

「そこに排水路があって、この海とつながっとるんです。そこへ海水が逆流して、そして農道を乗り越えてこっちへ水が流れ込んだ」

「きのうまでここまで水やったんです。それがあの角っこの所から全部海水がここへ、全部」

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海水が流れ込んだのは、目の前に七尾湾が広がる田鶴浜地区の農地。

これまで、地元の農家がコシヒカリなどを生産してきました。

しかし、7月以降、夏場の潮位の上昇とともに排水路から海水が田んぼに流れ込むように。

塩害のため農地の半分近くを占める3ヘクタールで稲が枯れてしまったといいます。

市が今回の現象の原因とみているのは、地震による「地盤沈下」。

海面との高低差が小さくなり海水の逆流を引き起こしたとみています。

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「(売り上げの)500万円がまず皆無」

「苗代、肥やし代、消毒代、労賃含めて、ずっと投資しとる。でもこれがゼロ、大変だなと思って。どうやってやりくりできるか。できないですよ」

「倒産の危機ですよね。なんか支援をしてもらう方法はないんかなと」い

石川県と七尾市では、海水が流れ込んだ原因を調べ、対策を検討するとしています。

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