人里や市街地でのクマによる人身被害を防ぐため、加賀市内で専門家による住民に向けた現地指導が行われました。
ツキノワグマ出没警戒情報が出されている石川県内。
エサとなるブナの実の不作が予想され、人里への出没も懸念されるなか、加賀市内では地元住民に向け専門家が指導しました。
野生鳥獣対策連携センター・上田剛平さん:
「シャッターの開いている車庫とか、人間の利用しているところにクマが入り込むこともあります」
また、エサとなるタケノコが生えないように竹を手入れするなどクマを引き寄せるものを取り除くよう指導が行われました。
石川県自然環境課・野上達也 課参事:
「栗とか柿とか果実を求めてクマがやってくる可能性があります。そういったものを早めに除去するほか、山へ入る際には二人以上で行動する。それから音の鳴るようなものを鳴らして山のほうへ入る。そういったことが大事かと思います」
県は今月小松市や津幡町でもこの取り組みを行うとしています。
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