11月のカニ漁解禁を前に石川県の輪島港では、9月の奥能登豪雨で流れ込んだ土砂の撤去作業が28日から始まりました。
輪島港の周辺では、奥能登豪雨により港の近くを流れる河原田川や塚田川から大量の土砂が流れ込み、海底には多いところで80センチほどの土砂が堆積しています。
輪島港では、来月6日のカニ漁解禁に合わせて漁を再開する予定ですが、このままでは船が座礁するなどの危険性があります。
そのため北陸地方整備局では、安全に船が航行できるよう堆積した土砂を撤去する緊急の浚渫作業を始めました。
港の入口付近だけで約5000立方メートルの土砂が流入したと見込まれています。
完了時期は未定ですが、北陸地方整備局では、早急に撤去を進め、漁業などの地域のなりわい再生に貢献したいとしています。
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