日本工芸会総裁を務める秋篠宮家の二女・佳子さまが金沢市内で開催中の展覧会を御覧になるため石川県を訪れています。佳子さまの石川県訪問は初めてです。
29日午後、県立美術館広坂別館を訪れたのは、秋篠宮家の二女、佳子さまです。
一昨年から「日本工芸会」の総裁を務めている佳子さま。この日は、沈金の人間国宝・前史雄さんや髹漆(きゅうしつ)の人間国宝・小森邦衞さんらと懇談し、能登半島地震の被災状況や制作状況などについて説明を受けられました。
佳子さま:
「災害で大変でしたね。どう過ごされているかと思って心配していました」
前史雄さん:
「1日の地震で、地震、火事ですね。仕事が中断、すべてなくなりま した」
前さんは仕事場と自宅を失い、金沢で少しずつ制作活動を続けていると説明。
佳子さま:
「とても悲しいことで大変でいらっしゃると思います。今は金沢でお仕事されているんですね」
佳子さまは「今はどう過ごされていますか」「頑張ってください」などと声を掛けられたということです。
前史雄さん:
「大変なことでしたねと慰めの言葉があったと思います」
小森邦衞さん:
「(輪島漆芸技術)研修所をどう再開しようかと奔走した話をさせていただきました。(佳子さまは)漆の若い人たちを育てていくのはご苦労でしょうけど、頑張ってくださいと」
懇談の後、佳子さまは、県立美術館で開かれている「日本伝統工芸展金沢展」を鑑賞されました。
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