北陸電力が今年度の中間決算を発表しました。販売電力量の増加などで売上高は過去最高となりましたが、経常利益は減少し、2年ぶりの増収減益となりました。
北陸電力の今年4月から9月までの連結中間決算は、去年行った規制料金の値上げに加え、総販売電力量が増加したことで売り上げにあたる営業収益が4203億円となり、中間決算では過去最高となりました。
経常利益は601億円で前の年に比べて98億円減り、中間決算では、2年ぶりの増収減益となっています。減益の要因としては燃料価格の上昇を電気料金に反映するまでの時期のずれにより燃料費調整額による収入が大幅に減ったことをあげました。
また、通期の業績予想は、販売電力量の増加などを踏まえ、売上高、経常利益、純利益とも上方修正しています。
一方、今後の電気料金の方針について松田社長は…
北陸電力・松田 光司 社長
「抜本的な電気料金の見直しということにつきましては、電気料金は収支が一時いい時に上げ下げするんではなくて、ある程度の長期安定維持が必要だと思っておりますし、今はまだその時期ではないのかなと思っておりますので」
また、能登半島地震による電柱などの被害額は約600億円、9月の奥能登豪雨による被害額は20億円程度にのぼるとしています。
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