能登半島の復旧・復興を見据え、震災学習を取り入れた教育旅行を誘致するための検討会が13日から石川県輪島市内で始まりました。自治体からはどのような意見が出たのでしょうか。
能登の6つの市町と有識者らが参加した検討会。震災学習のプログラムとして被災した自治体から様々な提案がされました。
七尾市交流推進課・立川 淳 課長
「(和倉温泉の)旅館から避難場所まで仲居さんが連れて避難する体験をして、逃げるときってどんな感じだったんだろうかとか」
輪島市観光課・橘 博章 係長
「(漁港が)何メートルも隆起したところを見せるというのも、修学旅行に来られた皆様に見ていただくのは非常に重要なコンテンツだと思います」
自然の驚異や震災からの復興を学ぶという要素に加え、元々の能登の強みである里山里海を生かした農業や漁業を体験するプログラムも必要だという意見が上がりました。
県観光連盟 コンテンツ造成事業部・西 洋彰 部長
「被災した皆さんの生業の再建といった部分を石川県ならではの災害学習プログラムの一つのテーマとして取り組んでいきたいなと思っていますので、皆さんの生活、復興復旧の度合いに合わせた形で我々も取り組みを進めていく」
県では今年度中にプログラムをまとめ、来年度から誘致に向けたモニターツアーなどを行うとしています。
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