北陸新幹線の建設促進に向けた総決起大会が東京で開かれました。大阪延伸について小浜ルートを前提に詳細ルートの早期決定などを求める決議が採択されました。
国の来年度予算の確保に向け開かれた北陸新幹線の総決起大会。
石川を中心に「米原ルート」への再検討を求める声が強まるなか、沿線自治体の知事らの意見は現行の「小浜ルート」での早期着工が大勢を占めました。
杉本 達治 福井県知事:
「米原ルートは、うまくいっても20年プラスアルファの時間がかかる。それに対して小浜・京都ルートは、先日発表されて長くなったと言われてますけれども、20年の工期をさらに短くしていくんだと言っている」
与党整備委員会・西田 昌司 委員長:
「北陸新幹線の経済的な効果等、さまざまな観点から検討した結果がこの小浜ルートだということをまず共通の認識にしておかなければならないと思います」
馳知事は「1日でも早く大阪までつながるように。この年末が大きな山場」と発言するにとどめました。
米原ルートへの再考を求める小松市の宮橋市長は大会終了後に記者からの質問に対して…
宮橋 勝栄 小松市長:
「かなり苦しい大会運営になったんじゃないかなと率直に感じました。もっと前向きな話ができればいいんじゃないかなと」
大会では、政府与党に対し「小浜ルート」を前提として整備促進を求める決議が採択されました。
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