金沢市の中心部、兼六園の入り口につながる交差点で、歩行者の安全を守りながら車両の交通を最適化するための試行錯誤が続いています。19日からは車両の通行区分の一部変更が試験的に開始されました。
兼六園への主な入り口として大勢の観光客も通行する兼六園下交差点は、金沢市内でも特に多くの交通量があります。
この場所で先月中旬から試験的に運用されている歩車分離式信号機。
横断歩道の信号が青の時には車両側の信号は全て赤になり、横断中の事故を防ぎます。
そして19日。
川島 行人 記者:
「ひがし茶屋街方面から兼六園下交差点につながるこの道。きょうから通行区分の一部が変更されました」
ひがし茶屋街方面から交差点に進入する3車線のうち、中央が直進専用、右側が右折専用に変更されました。
右折車両は歩車分離式信号の導入で横断歩道の信号が赤のため、スムーズで安全な右折が可能。直進する車は先行する車の右折待ちがなく、渋滞の緩和が期待されます。
石川県警交通規制課・橋本則夫次席:
「横断歩行者の安全確保とスムーズな交通の円滑化というのが最終の目標でございます。あくまでも交通実験でございまして、12月20日までに色々な実験をやっていきたいと思います」
県警では、付近の別の信号機の運用も変更するなどして交通の円滑化に努めたいとしています。
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