首都圏の企業や団体を対象に、地震の被災状況や復興の過程を学ぶ視察を石川県が提案し、28日、初回として神奈川県の経済団体がのと里山空港を訪れました。
28日午前
「ようこそ」
のと里山空港に到着したのは横須賀商工会議所のメンバー8人です。
石川県は首都圏の企業や団体に対し、のと里山空港を活用して復旧復興に取り組む観光地など視察する「震災を学ぶ旅」を提案。今回はその第一陣が能登入りしました。
空港内に11月オープンした仮設飲食店では、空港の関係者が地震発生時の対応や被害の状況などを説明しました。
「対岸の火事ではなくて、我がごとだと思って考えてほしいんです。その備えがあれば地震の被害は免れませんけども生きていくことは可能だと思います」
視察参加者は:
「横須賀も三浦半島ですから、同じ半島性を持つ能登半島を見れるところはぜひ見させていただいてどういうものが足りないのか、我々も準備しないといけないのか明確にしていきたいなと思っています」
県空港企画課・木本 正成 課長:
「皆さんの防災意識を高めて地元に戻って被害が軽くなるような取り組みをしたいと思って始めたのと、のと里山空港の利用促進が本格的に取り組めないものですから、少しでもこういった形で来ていただく方を増やしたいと始めました」
石川県では旅行会社などを通して被災地の情報を発信し、能登地域への視察や研修旅行の呼び込みを図りたいとしています。
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