医療機関を受診する際に必要な従来の健康保険証の新規発行が12月2日から停止されました。これに代わり、いま登録が進んでいるのが「マイナ保険証」です。
金沢市役所に朝から多くの問い合わせがあったマイナ保険証への切り替え。
マイナンバーカードに保険証の機能を持たせるメリットとは…?
金沢市保険年金課・宮崎 英弘 課長:
「過去の医療データを医療機関が共有でき、適切な医療につなげる。また、高額医療の限度額を超えた支払いが手続きなしで免除されるなどのメリットがあります」
これまでに服用した薬などの情報を医療機関が共有することで、最適な医療を受けられるほか、窓口での支払いが自己負担の限度額を超える場合、手続き無しで高額療養費制度が適用され、上限を超えた分の支払いを免除されるなどのメリットがあるといいます。
過去のポイントキャンペーンもあり、現状、マイナンバーカードを持っている人のうち、マイナ保険証の登録者は約8割。その登録にはいくつかの方法があります。
まずは専用サイトマイナポータルからの登録。そして医療機関などに置かれたカードリーダーでの登録。また、セブン銀行ATMでも登録することができます。
一方、マイナ保険証を持たない人が受診できなくなることはないとしています。
金沢市保険年金課・宮崎 英弘 課長:
「マイナ保険証をお持ちでない方には、保険証の代わりとなります資格確認書を発行していきます」
マイナ保険証が無い人には有効期限の前に、保険証の代わりとなる「資格確認書」が郵送されることになっていて、これまで通り保険診療を受ける事ができるということです。
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